ギターを始めたばかりの初心者が最初にぶつかる壁、それが「Fコード」。
「指が届かない」「音が鳴らない」「押さえ方が難しすぎる」――そんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、Fコードの代わりに使える簡単な押さえ方をおすすめ順に5つご紹介します。
挫折せずにギターを楽しむための第一歩として、ぜひ参考にしてください!
「そもそもギターのコードってなんだっけ?」という方はこちらもあわせてご覧ください!
おすすめ①:6弦を省略したフォーム

まず最初におすすめするのは、6弦を省略したフォームです。
本来人差し指は1~6弦の全てを押さえますが、こちらでは1・2弦のみを押さえます。
コツは以下の通りです。
- 人差し指で1・2弦を押さえる際に指の正面ではなく、横に寝かせて押さえる
- 親指か薬指で6弦をミュートする(親指でミュートする場合はネックを握りこむように持つ)
省略が6弦のみのため響きがほぼ変わらないのでおすすめです!
おすすめ②:1・6弦を省略したフォーム

次におすすめするのは、1・6弦を省略したフォームです。
人差し指で押さえるのが2弦のみになっているので、おすすめ①がうまく押さえられない方はこちらもトライしてみてください。
コツは以下の通りです。
- 人差し指の先で2弦を押さえながら、指を寝かせて1弦に軽く触れてミュートする
- 親指か薬指で6弦をミュートする(親指でミュートする場合はネックを握りこむように持つ)
こちらも響きはあまり変わらないのでおすすめです!
おすすめ③:1・2弦を省略したフォーム

次におすすめするのは、1・2弦を省略したフォームです。
人差し指で押さえるのが6弦のみになっていて、1・2弦は人差し指の腹で軽く触れてミュートします。
こちらも簡単かつ本来のFコードのフォームに近い形で練習できるのでおすすめです!
おすすめ④:Dm7のフォーム

次におすすめするのは、Dm7(Dマイナーセブンス)のフォームです。
Dm7の構成音は<D(レ)、F(ファ)、A(ラ)、C(ド)>とFととても似ており、Fの代理コード(そのコードの代わりの役割ができるコード)になります。
お手軽にFっぽい音を出したい方におすすめです!
おすすめ⑤:FM7のフォーム

最後におすすめするのは、FM7(Fメジャーセブンス)のフォームです。
Fの構成音にメジャーセブンス<E(ミ)>が加わっているので、響きとしてはオシャレな印象になります。
個人的には結構元のFの響きと違うように聴こえますが、曲の中で使って違和感なければOKです。
ちなみに、上記のフォームに加えて人差し指で1弦1フレットを押さえれば5・6弦省略のFコードになります。
まとめ
Fコードはギター初心者がぶつかる最初にして最大の壁です(しかも大体の曲で使われる)。
セーハができずに悩む前に、まずは代用コードで「弾けた!楽しい!」という感覚を大切にしながら、少しずつ正規のFコードにも慣れていきましょう。
焦らず、自分のペースで続けることが一番の上達への近道です。
同じセーハであるBmの省略フォームはこちらで紹介しています。


