筆者は現在、某ジャズマス使いに憧れてFender Japanのジャズマスターを使用していますが、初期装備のブリッジは本当にめちゃ弦落ちしますし、イモネジも高頻度で飛び出すのでとても使いづらいです。
この記事では、筆者が実際にやったジャズマスターの弦落ち対策3選を紹介します。
弦落ちで苦しんでいるジャズマスユーザーの助けになれば幸いです!
ジャズマスターの弦落ちの原因
弦落ちの対策をする前にそもそもの原因を知ることが重要です。
原因①:サドルの溝が浅い

こちらがジャズマスのブリッジです。
ちょっと分かりにくいですがとても溝が浅いです。
チョーキングをするとよく隣の溝に行ったりサドルから落ちてしまったりします。
原因②:テンションが低い

こちらはジャズマスのブリッジ部分を横から見た画像です。
ブリッジからテールピースまでの角度が浅くテンションが低いので、容易に弦が動きます。
ジャズマスターの弦落ち対策①:バズストップバーを取り付ける

画像の通り、バズストップバーを取り付けることによって弦の角度がついてテンションを高くできます。
ちなみに上下逆さに取り付けることも可能で、その場合は弦の角度が少し浅くなり、テンションを調整できます。
パーツも4000円ほどと安めなのでお手頃です。取り付けもプラスドライバーさえあればすぐできます。
テンションが上がることで弾き心地は少し硬くなります。
音の変化としては、サステインが伸びたり音が硬くなったりします。
これをメリットと感じる方もいるかもですが、「ジャズマスの音じゃなくなる」というレビューも結構あります。

また、見た目のとしてはかなりの存在感があります。
ジャズマスターの弦落ち対策②:ムスタングブリッジに交換する

今は売ってしまったので手元にありません(笑)写真は昔のものです。
2つめはムスタングブリッジに交換することです。溝が深いので弦落ち対策ばっちりです。
こちらも4000円ほどと安価で、工具も不要です。
スクワイヤのジャズマスは最初からムスタングブリッジが付いています。
こちらもサステインが伸び、硬めの音になります。
注意点としては、1弦ごとの弦高調整ができないことですが、そこまで気にしない方はムスタングブリッジが一番おすすめです。
ジャズマスターの弦落ち対策③:マスタリーブリッジに交換する

3つめはマスタリーブリッジに交換することです。
パーツはめちゃくちゃ高いですが、金銭的に余裕がある方には一番おすすめしたいです。
(昨年購入時点で3万円でしたが、2025年8月現在4万超えてる……)
ちなみに筆者の大好きな某ジャズマス使いもマスタリーブリッジを使用しています。
音がきらびやかになり、サステインが伸びるので、現代の音楽に一番合うと感じます。というか一番好き。
元来のジャズマスのぼわっとした感じから鋭めのサウンドになります。
また、1弦ずつ弦高を調整することも可能です。
補足:マスタリーブリッジは規格に注意!
マスタリーブリッジにはM1(アメリカ製ギターのインチ規格)とM2(日本製ギターのミリ規格)があるので、自分のギターにあったものを購入してください!
よく分からないという場合は、M2を購入すればどちらもついてくるのでOKです。
実際に音の比較をしてみる
元のブリッジとマスタリーブリッジで音を比較してみました。
元のブリッジはこちら。
マスタリーブリッジがこちら。
ムスタングはちょっと前に売ってしまって手元にないですが、マスタリーブリッジ寄りの音になります。
ブリッジ替えただけなのにこんなに変わるんだ・・・・・・
元のブリッジは硬さのない温かみのある音、マスタリーブリッジは各弦の輪郭がはっきりと聞こえるような音で、ストラトキャスターに近い音を感じます。
まとめ
以上、筆者が実際に行った弦落ち対策3選でした。
まとめると、
といった感じです。自分に合った対策を探してみてください!